シエスの日記

シエスくんの何の意味もない日記です

手元供養

手元供養という言葉が最近徐々に知られるようになってきています。

本来は葬式をして通夜をして墓に埋葬して、という流れが一般的ですが、最近はこのような仏事から遠くなる人が多くなり、既存の仏教の流れが立ち消えていることが多くなっているようです。

墓を持つにしてもお金がかかる、維持するのもお金がかかる、ということで納骨堂といういわゆる墓のマンションのようなものが流行りました。現在は飽和状態で次の供養方法が模索され、そもそも御遺骨を自分で持つ「手元供養」が脚光を浴びつつあります。

手元供養というのは難しく言えば自分のもとに御遺骨等を持ち、供養することですが、噛み砕いて言えば自分で御遺骨を持っているだけとも言えます。特別な供養など儀式を自分で行う必要はまったくなく、墓や納骨堂など住職がいる場所に置いておかず自分で持っておくこと。

ただしこれも限界があって、御遺骨はかなりの体積があって、何人もの骨壷を持ち続けるのは現実的ではありません。この場合は寺院で合祀してもらうことになるでしょう。合祀は御遺骨を渡して他の御遺骨とともに供養してもらうことです。結果的に御遺骨は他の御遺骨と混ざってしまうため、自分で墓や納骨堂、手元供養に対応できなくなったときの供養方法と言えます。

最近は御遺骨を粉末状にして体積を減らした状態で手元供養することが増えています。粉末状にすることで最終的には海洋散骨も可能になるので。

手元供養グッズは多く発売されています。何も効果なものでなくても、故人に合うもの、故人が幸せを感じるものを揃えてあげればよいと思います。

手元供養ショップ木洩れ日

天然木を使ったぬくもりのある手元供養箱を職人が手作りするネットショップ。