シエスの日記

シエスくんの何の意味もない日記です

普通和菓子なんて食べない、そんな日本になった

歴史のある有名和菓子店が相次いで破産しているというニュースを見ました。コロナが原因のひとつでもあるらしいですが、実際は和菓子店自体の需要が低下し続けているからです。

そもそも普段和菓子食べる人がどれだけいるかということですよね。

ニュース記事では和菓子はハレの日に贈るものだったり、どこかで口にするものだったり、とう文化が抜きけれなかったことも要因としているようです。また高齢化によって和菓子を食べていた層が食べられなくなってきたとも。

 

個人的には和菓子を気軽に食べるような文化が根付かなかっただけで、ケーキなどの洋菓子が爆発的にシェアを伸ばしているわけではないと思います。コンビニやスーパーで気軽に買えるスナック菓子、チョコレート菓子が大量にいろいろな種類が販売されていて、毎月定期的に新作が出る。

価格もそこまで高くなくどこでも売っていて買いやすい、保存も効くので好きなときに食べられる。これに勝てるわけがありません。お菓子を食べると言ったら大抵このようなお菓子を指すことが多いでしょう。間違っても和菓子を想像する人は皆無と思います。

 

個人的には和菓子は別に好きじゃなくて、食事以外のカロリー摂取としては食べなくて良いと思っているタイプ。さらに洋菓子は食べなくて良いじゃなくて食べないほうが良いと思っています。理由は脂質。大量の脂質が含まれている洋菓子は栄養成分として見れば食べる必要がないものです。

一方で和菓子は脂質がほぼゼロです。1gも含まれていれば良い方。和菓子はほとんどが砂糖で出来ているからです。糖質は直接的にエネルギー源として吸収され、その場でエネルギーとして使われていき、筋グリコーゲンとしても蓄えられスポーツをする際にはとても重要です。食事だけではエネルギーを確保しきれないアスリートにとっては、脂質のない和菓子は重要なエネルギー源として活用されています。

 

個人的には運動前に甘いものが食べたくなったら和菓子を食べることがあるのですが、では銘店で買うかと言えばそんなことはなくて、100円くらいで売っている量販メーカーによる安い団子などを買う程度。そもそも和菓子を高く買う必要がないし、そのへんで売っているものしか買う機会がありません。

 

電車で買いに行く必要性があって買うものが高級和菓子であって、そもそも日常的に重要があるものではありません。伝統と歴史はあったとしても高級でありかしこまっていて、日常に溶け込むことが出来なかった銘店はこうなってしまうのだろうと容易に想像できました。